わきが治療についてAbout side treatment
わきがの原因
わきがはアポクリン腺から出る汗が原因とされています。その汗が皮脂腺からの脂肪分などと混ざり、皮膚やわき毛の常在菌で分解されることで強い臭いの原因物質が生成される体質がわきが・腋臭症です。わきがの要因は、精神バランスによるものや食生活、遺伝など複数のケースが考えられます。
食べ物からの要因であれば食生活の見直しから実行すれば良いのですが、遺伝ではどうすることも出来ません。また、精神的な影響によるものの場合もそれに適した良い環境にすぐできるものでもありません。
また、対人関係が重要視される現代社会において、無自覚に知らないうちに周りの人に迷惑をかけてしまっている場合。気にしすぎて心まで病んでしまう可能性。など、わきがの状態を放置することは色々な問題を抱えたままでいる状態でもあります。
わきが治療の歴史
わきが(腋臭症)はアポクリン腺が多いことに由来します。人により多い少ないがあり、欧米人ではそのほとんどが多い人たちです。日本人や中国人、韓国人においては9割以上がアポクリン腺の少ない人、1割弱がアポクリン腺の多い人で遺伝によります。海外においてはそれ程重要視されているわけではないのですが、体臭などの臭いに敏感な日本人にとっては悩みの対象となり治療が行われるようになりました。手術としてはまず腋毛の生えている部分を切除して縫合する方法が行われ、その後切除+植皮、反転剪除法と変わってきました。反転剪除法では傷が大きくなってしまうので、美容外科においては様々な器械を用いた小さな切開による治療法が行われてきました。
桂仁会クリニックのわきが治療法
桂仁会クリニックでは切開せずに治療するミラドライ、切開を伴う反転剪除法、一時的に注射で抑えるボトックス治療を行ってきました。最近はミラドライの治療精度が上がり、傷のできない治療を希望される方がほとんどとなるとともに、新型コロナウイルスの世界的感染拡大により、手術による反転剪除法は通院回数も多いことを考慮し、治療を終了しました。