多汗症治療についてAbout side treatment
多汗症の原因
わきがの原因がアポクリン腺であるのに対して、多汗症はエクリン腺によるものです。エクリン腺は交感神経に支配されています。
多汗症の原因ですが、不安や緊張、ストレスなど精神的なもの。肥満や食生活の乱れ(カフェインの取りすぎや揚げ物、塩分の多い食事など)、喫煙(ニコチンが交感神経を活性化する)など。
更年期障害やバセドウ病、糖尿病、自律神経失調症など病気によるもの。
遺伝や体質などがあげられます。
肥満や食生活、喫煙であればその改善を。病気であればまずその治療からとなります。
多汗症治療の歴史
多汗症に対しては多くの治療法があります。
- ボツリヌストキシン治療 いわゆるボトックスです。手、足、脇など汗の多い部分に注射してきます。効果は3~4ヶ月です。
- 漢方:防已黄耆湯、女神散、柴胡加竜骨牡蛎湯などがあり、それぞれ水分の代謝を促進したり、更年期障害、不安や緊張に効果があるとされています。
- 外用剤:塩化アルミニウムは汗の出る孔をふさいで汗を抑えます。一時的に汗を抑える効果があります。
- 胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS手術) 手掌多汗症に用いられる内視鏡を用いた外科治療。
- 反転剪除法 おもにわきが治療に用いられる。アポクリン腺は切除できるが多汗症の主な原因であるエクリン腺には効果が少ない。
桂仁会クリニックの多汗症治療法
桂仁会クリニックではミラドライとボトックス注射の2つの方法で治療を行っています。反転剪除法は多汗症には効果が少ないため行っていません。それぞれの治療の特徴をしっかりご説明させていただき、皆様がご納得の上で治療を行います。