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2021/08/27 (Fri)

傷を残さずわきが・多汗症の治療:ミラドライ治療を受けたい。でも、痛みは? 気になる治療中&治療後の痛み・症状について

ミラドライによるわきが・多汗症治療を検討している方は、実際にミラドライの治療中、受けた後ってどういった状態になるのか?
会社や学校は治療後すぐは休んだ方がいいのか?など気になることが多いですよね。
基本的には、ミラドライ後に学校や会社へ翌日から通勤・通学は問題無いとされていますが、治療直後からしばらくの間は、腫れや痛みが一時的に出てします。
ミラドライによるわきが・多汗症治療の場合には、痛みや腫れが出るということは皮膚の内部にある汗腺が破壊された証といえます。
わきが・多汗症治療の腫れや痛みの状態は個人によっても違ってきますが、事前に確認しておくことは非常に大切です。この記事ではミラドライ治療の流れやミラドライの治療中・後におこる可能性のある主な症状、痛みなどについてまとめていきたいと思います。

目次
1 ミラドライの治療の流れ
1.1 ①ミラドライ治療範囲の確定とマーキング
1.2 ②注射による局所麻酔
1.3 ③ミラドライによるマイクロ波エネルギーの照射
2 ミラドライの治療後に考えられる症状
2.1  治療部位の痛み
2.2  治療部位の腫れ
2.3 内出血
2.4 ツッパリを感じる・しこりを感じる
2.5 わきの皮膚の感覚が鈍る・腕のむくみ
2.6 色素沈着
2.7 わきの脱毛
2.8 ミラドライによるわきが治療後に日常生活に戻るまでの痛み
3 まとめ
 
ミラドライの治療の流れ
まずはミラドライによるわきが・多汗症治療流れについてです。治療中の痛みが心配という方は是非参考にして下さい。
①ミラドライ治療範囲の確定とマーキング
脇毛が生えている部位、わきの大きさや汗腺が発達していて発汗しやすい部位を参考にテンプレートを使用して患者様個人の状態に適切なマーキングを行います。特殊な染料で印をつけるだけですので、痛みは生じません。
 
②注射による局所麻酔
ミラドライの照射を行う前に、わきの部分の複数箇所へ麻酔注射をします。およそ10分ほどで麻酔の効果が現れてきます。ミラドライ本社が推奨する麻酔技術方法を用いて麻酔注射が行われます。
麻酔については、通常の注射器を使用しますので、一般的な注射と同等の痛みが生じます。
 
③ミラドライによるマイクロ波エネルギーの照射
皮膚を吸引しながらマイクロウェーブを照射していきます。片側約20~30分ほどがミラドライによる治療時間の目安となっています。
局所麻酔とミラドライに備わった冷却機能により痛みを感じることは少なく、わきが・多汗症の原因であるアポクリン汗腺・エクリン汗腺を熱破壊していきます。
麻酔注射した部分も吸引しながら照射していく為、麻酔注射した箇所から少量の出血が見られますが、ミラドライのマイクロ波照射などによっての出血ではりません。ミラドライは反転剪除手術などとは異なり、皮膚の切開を必要としませんので、出血はごく少量で、ダウンタイムも短い治療法です。
 
ミラドライの治療後に考えられる症状
ミラドライによるわきが・多汗症治療後、麻酔の効果が切れた後は、どのような症状が現れる可能性があるのでしょうか?。
治療部位の痛み
2~3日はジンジンと痛みが出ます。痛む部分を冷やすと痛みは早く引きます。痛みが治まっても、時々軽い痛みを感じることがありますが、1ヶ月程度で治まるでしょう。
治療部位の腫れ
ミラドライによるわきが・多汗症治療後は、わきが3週間程腫れることがあります。そのため、わきにゴムボールのような物をはさんでいるような違和感を感じることや、少しわきが閉じにくいと感じるかもしれません。こういった症状は1~2週間で治まるでしょう。
内出血
ミラドライによるわきが・多汗症治療を受けた後に起こる内出血の原因として考えられるのは、麻酔の注射によるもの、照射した際の皮膚の吸引によるもの、毛細血管の破壊などがあります。いずれも1~2週間程度で治まります。
ツッパリを感じる・しこりを感じる
ミラドライによるわきが・多汗症治療を受けた後1~2ヶ月は、腕を伸ばす際にわきの下にツッパリ感が出る可能性があります。しかし日常生活には全く問題ない程度ですのでご安心下さい。
また、ミラドライの照射によってわきの内部が少し硬くなりしこりができるケースがあります。こちらは2週間~1ヶ月程で改善します。
わきの皮膚の感覚が鈍る・腕のむくみ
ミラドライによるわきが・多汗症治療後2週間~数ヶ月の間は、ワキの下の感覚が鈍くなる可能性があります。
また、ミラドライの治療の後は、わきの下がむくみ、腕が少し太くなったように感じる方も中にはいらっしゃいます。
わきがむくみ、徐々に下へと向かって移動することもありますが痛みはありません。むくみは1~2週間程で無くなることがほとんどです。
色素沈着
ミラドライによるわきが・多汗症治療によってわきの下に色素沈着が起こる方が稀にいらっしゃいます。数ヶ月かかりますが自然に治るでしょう。
また、ミラドライでわきの黄ばみが消えると思っている方もいらっしゃいますがミラドライはアポクリン汗腺に対しては効果がありますが、皮脂腺に対する効果は、明確にはわかっていません。そのため黄ばみは、ミラドライによって、ある程度改善はしますが完全に消えるわけではありませんのでご注意下さい。
わきの脱毛
個人差がありますが、ミラドライのわきが・多汗症治療を受けた場合には脇毛が減少することがあります。施術中の照射がわきの毛根に作用し、脱毛される可能性があるのです。
 
ミラドライのわきが・多汗症治療を受けた後に日常生活に戻るまでの痛み
ミラドライの施術後は腕やわきを固定する必要がないため、普通に腕を動かすことができます。そのためほとんどの方は治療直後にも通常の日常生活に戻ることができます。ただし、2~3日間はスポーツなど激しい運動は控えることをおすすめします。
ミラドライ施術直後は皮膚がデリケートになっていますので、我慢できる程度のわきの腫れや痛みが伴います。
わきやその周辺(胸部や腕)にむくみ、腫れが生じることがあります。腫れを早く引かせるためには、施術後1日は十分に冷却すると安心です。また、飲酒や入浴、運動など、血行が良くなるようなことは、腫れが治まるまで(1週間ほど)は控えましょう
また、わきの部分に腫れ・しこりがある間は、擦れて痛みや赤みが生じることがあります。スポーツは、腫れが治まったら徐々に始めましょう。
 
まとめ
ミラドライによるわきが・多汗症治療では、治療中は局所麻酔によって痛みを取り除いて行います。しかし、治療後には個人差はありますが、痛みや腫れが生じます。手術の様に切開はしていないため患部固定は必要ありません。患部を極端に動かさない様にして日常生活に戻れます。

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