正中皮静脈とは静脈注射や静脈点滴注射、採血の際に使用される腕の皮膚近くにある太い静脈血管のうちの1つです。前腕内側の体より遠い部分で橈側皮静脈から分岐し肘関節内側の少ししたあたりで正中を横切り尺側皮静脈と繋がります。 人によっては駆血をしなくても目で青色に確認できることがあります。駆血すれば多くの人は血管の色が皮膚を透けて見へ、盛り上がった血管を指先で確認することができます。正中皮静脈が静脈注射や採血に使用される理由は皮膚からの距離が近く存在を捉えやすいこと、肘関節は着衣の着脱を行わなくても容易に露出できる部位であること、血管自体が太くて穿刺し易いこと、血管が動きにくいことなどです。血管の走行にも個人差があります。
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