シミの中の多くは老人性色素班であることが多く、シミの代表格とも言えるものです。名前に老人性とついていますが、30代から出はじめることが多く、早い人では20代でも出るシミです。色は最初は薄いですが、徐々に濃い茶色になり、境界線がはっきりしたシミになります。顔・手の甲・腕などの日光に頻繁に当たる部分に出やすく、特に顔では中心部よりも外側にできやすい傾向があります。紫外線のダメージから皮膚を守るためにメラニンが部分的に過剰に生成されることでシミになりますが、紫外線に当たったからといってすぐにできるものではなく、5年から20年前に紫外線に当たった影響で出るものです。よって、日頃からこまめに日焼け止めクリームを塗るなどの紫外線対策を心がけることが予防につながります。進行すると表面がザラザラになり、脂漏性角化症になるケースもあります。老人性色素班は治療も可能で、レーザー治療が有効です。
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