筋肉注射とは注射法の1種で薬液を筋肉の筋層内に注入することを目的に行われます。一般的に選択される部位は肘と肩を直線で結んだ線の肩下3分の1のところです。その他にお尻に穿刺する場合もあります。また1回に注入できる薬液の量は5㎖程度です。使用する針の太さは静脈注射と同じかそれより太い場合もあります。血管が豊富に存在するため薬液が体に吸収される速度が速く、吸収速度の比率は静脈注射・筋肉注射・皮下注射で10:2:1です。筋肉注射では粒子が大きく静脈内注射や皮下注射では注入することが困難な薬剤を注入することができます。また浸透圧やPhの関係から注入時に痛みを感じやすい薬剤は皮下に比べて神経の分布が少ない筋肉注射が選択されます。具体的にはプラセンタ注射注入時に選択される方法です。
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